木曽の水木沢天然林の翌日、伊那谷に戻って、戸倉山に登りました。
これまで何度か一般的なルートは登ってますが、今回はガイドブックなどにも出てない初めてのルートで、役場に寄ったら簡単な登山マップを頂けました。やはりあまり利用されていないようです。
登りは、”沢コース”で、林道からスタート
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日本全国どこも同じですが、ここもやはりいろいろ傷みが目に付きます
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まだ息づいている森を感じると、ほっとしますネ
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登山道崩壊中
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沢は氷結😱
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模様がおもしろい
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路傍の石がなんかおもしろい
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マップに記されているブナの植林地かな❓
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沢コースの途中、ルートからちょっと逸れたポイントに見どころの二つの滝があるので、その分岐点にザックをデポして、滝へ向かいました。そーして、その滝の目前で、左の急斜面の木にルートを示すピンクのテープを見つけたので、滝へは上からアプローチするのかと思って登り始めたんですが、登山歴40年以上の中で、一番の急傾斜のようなところで、マジかいなと思いつつも、さらに上にピンクのテープを発見したので、両手も使って這い上がりました
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登り切ったところで明らかにおかしいと気づきましたが、この急斜面を下りる気にはならず、トラバースして、沢コースの登山道に出ることができました
その後、一旦下って、ザックの分岐まで戻って、改めて沢沿いに登って、無事に隣り合う二つの滝に到着😅
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この空間は、夏によく出かける南アルプスの尾白川の千ヶ淵のさらに奥にある滝で感じるのと同じような太古から続く地球本来の波動を感じます
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ひとしきり、太古の波動に浸ってから、コースに戻って登りの続きです。
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マップには、途中に、樹齢460年で全国で11番目の大きさのミズナラがあると記されてますが、どうやらこの巨大な倒木のようです。。。 
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下山後に役場に確認したら、やはり何年か前に倒れたとのことでした。
長い年月に渡って、この風景の中に立ち、この谷に吹く風を感じて、雨や雪を身に受けて、大地に大量の水を保ち、春夏秋冬、多くの森の命を支えてきたことでしょう☆彡
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しばし、このミズナラの脇で、思いを巡らせた後、このルート一番の急斜面を登って(さっきの斜面と比べたら楽でしたけどネ)、稜線のよく利用されているコースに合流しました
そこに立つ”猿の松”、なんかそれらしいな
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この先は、そうハードな登りはなく、速足で進みます
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水場も、カッチンカッチンに氷結中
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2時間半ほどで、戸倉山西峰に到着
滝で道を間違えなければ、2時間で登れたと思います
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西側には、中央アルプスと伊那谷
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東側には、南アルプスの山々、これはズームした”塩見岳(3,047m)”
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山頂付近には、ブナ林が広がってます
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5分ほど離れている東峰に、ブナ林の中を向かいます
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東峰
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東峰から望む”仙丈ケ岳(3,032m)”  
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眼下に美和ダムと長谷集落が見えます。
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西峰に戻って、塩見岳を眺めながら一服
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下りは途中まで同じコースを辿ります。
カラマツの林では、毎度のことですが、見上げるアングルで一枚👌
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気持ちのいい林を下ります
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途中からメインコースと別れて、陽だまりのような”上の森コース”を下ります。
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あまり歩く人もいないコースらしく、途中踏み跡が不明瞭な箇所もありましたが、全般的に森を楽しめるコースです🌳🌲
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林道に下りてから、車のところまで1.5kmほどあるかなければなりませんが、メインの”キャンプ場コース”よりも、今回の方が見どころも多いし、より深い自然を体感できるのでお薦めです。今回は、ルート上にはほとんど雪は無く、軽アイゼンも使うことなく歩けました。たぶんこの先も、余程大雪にならない限り、同様かと思います👌
ただし、山に慣れてない方には、急な登りや道が不明瞭なところもあるので、それなりの準備が必要です。
ご希望があれば、野風草のツアーでご一緒しましょう
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