父は、84年の人生を終え、昨日、近親者のみで葬儀を執り行いました。
仕事一筋の人生で、亡くなる直前まで、お店(時計・メガネ・貴金属)に出ていました。ここ数年は、認知症が進み、身近で世話する母や、お店で一緒に仕事をする兄は、相当、負担になったことと思います。

四月ごろから病状が悪化して、それ以後、北海道の弟は数回にわたり駆け付け、今月に入ってからは、体調が一段と悪化して、ほぼベッドで寝た切りの状態となったこともあり、最後の別れのつもりで一週間の休みをとり、ずっと父に付き添い、看護に当たってくれました。
ぼくは、友人知人から、ビワの葉やスギナを送って頂き、自分でも黒炒り玄米スープを作って、自然療法の手当と整体の愉気を帰省中は続け、家族の者にも伝えました。

ここ数か月は、家族の間で連絡を取り合い、父本人も含め、余計な延命治療はしないという合意の下、それぞれ力を出し合い、サポートし合い、それぞれが役割を果たせたと思います。

父は子どもの頃、恵まれない家庭環境だったと、母からは折ある毎に聞かされてきましたが、それを乗り越え、多くの人を経済的にも精神的にも援助してきた人でした。
自分が育てて大きくした大好きなお店に最後まで立つことができて、幸せな人生だったんじゃないかと思います。

亡くたったとの知らせを受けた後、ひとり北信の雨飾山のブナ林を歩きましたが、さわやかな森の空気や、吹き抜ける風や、木漏れ日や、沢を流れる音や、鳥の囀りの中に、父の魂の存在を感じました。
父は、存在の大元へ還ったんだな。。。

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お見舞い、お心遣い頂いたみなさま、ありがとうございました☆彡