昨日は、台風接近前の最後の晴れ間の予報だったので、先週に続けて”櫛形山(2,052m)に登りました
朝は、目覚ましが鳴る前の5時に目が覚めて、ランチボックスを作って、いざ、山へGO
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今回の登山口は、”八千代の滝”
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広葉樹の森が気持ちいい~
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もちろん、植林エリアもあります。
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”白龍の滝”
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このコースは、沢を幾つか超えますが、雨の直後だと増水して、ここを渡るのは厳しそうだな
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存在感のある老木のお出迎え
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大きな木々が根こそぎ倒れているのも結構目にします。
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この沢は、かなり詰まっていますね。。。
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傷みが目に付く山ですが、倒木から発芽して、スクスク伸びている森の生命力
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しばらく登って、風の吹き抜ける気持ちのいい尾根線に出ました
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ふと、脇に目をやると、小さな苔むした祠が、ぽつねんと佇んでいました
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”アヤメ平”の隣の草地、先週は気づかなかった木々の葉先の枯れが、妙に気になりました
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”アヤメ平”周辺の森も、傷んでいる感じです。
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「ジュディ・オングの木」と命名。。。Wind is blowing from the Aegean~🎵女は海~🎶(分かる人には分かる)
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裸山(2,003m)着、アヤメ保護のためのネットが張られてます。
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富士山…頭を雲の~中に隠し~
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今日は、途中ですでにランチ第一食目を食べたので、ここで第二食目を済ませてから、ダケカンバの木陰でお昼寝タイム~
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さて、あと一息、櫛形山へ向けて参りましょう
いよいよ原生林エリア、カラマツの古木、ここに在り
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原生林エリアは、苔むしていて、木々の傷みも分かりにくいのですが、やはり枯れた木々や、折れたり倒れたりしているものが目に付いて、全体的に弱っていることを、ヒシヒシ感じるのです。
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老木が語り掛けていることとは・・・
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櫛形山(2,052m)着、富士山方面だけ、木々が切られて望めますが、今日は残念
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山頂周辺も、かなりの傷みです…
先週は、原生林の老木の存在感に圧倒されましたが、今回は老木たちの声が聴こえてくるようでした。
”森の墓場”的な姿…「杜の園芸」の矢野智徳さんは、自然の営みを無視した山麓の土木工事や、山中の砂防ダムの建設などが、大地の呼吸を塞ぎ、その影響が一番早く出るのが、稜線や山頂だと、話されていたことを思い出します。
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人の営みを静かに見守り続けてきた古木、老木たち。。。
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下山途中、森の中の気持ちいい草地のモフモフの苔の上で、ゴロリ~ン
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遠くの山々や、靄がかかった風景も美しいものですが、
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足元の大地や目の前の命を、感覚を澄まして、よく見て、聞いて、感じれれば、人が自然をいじくった至る所で悲鳴を上げていることに気付きます。
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沢は詰まり、
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木々は傷み、枯れ、折れ、倒れ、
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登山道も崩壊中
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そんな暗澹たる気持ちに押しつぶされそうになりながら、下山口に近づいたとき、さわやかな森が現れました
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そこには、サラサラと流れる呼吸している沢がありました
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しかしながら、今の日本の中で、これら生きている自然は、日本各地の山や森を歩き、川や海で泳いでみて、ごく一部に限られているように思うのです。 
原発事故を起こしても、相変わらず、世の中の大勢は変わらず、小難しい知識や、小うるさい思考や、小ざかしい計算を中心に置いて、自然はコントロールできるとの思い上がりは続き、大いなる自然の声は聴こえていないようです。
この櫛形山は、南アルプスの前衛の山ですが、今まさに、日本の屋台骨である南アルプスのドテっ腹にリニアのトンネルを掘られている訳です・・・

お天道様は、自分のことしか考えない人間の存在を許してきましたが、嵐の度に、人間がコンクリートで固めた山を崩し、地震や火山噴火などで、人間の仕出かした偏りを、ただ淡々と調整するだけのことでしょう☆彡
大いなる存在、宇宙意識としては、もはや地球を人間に任せ続けても、壊れる一方なので、そろそろタイムリミットということで、この先、一万年くらいは、微生物にバトンタッチして、地球の土台を造り直したいんじゃないかな…
今ここ我々は、そのギリギリの分岐点にいるんじゃないかと思う訳です☆彡
すべては、個々の意識次第でもありますネ