昨日、早起きして、お天気を確認したら、晴天が続く予報だったので、前夜から準備していた弁当持って、イザ、お山へ、GO
野風草は、八ケ岳の麓にあるので、登山口の唐沢鉱泉まで、40km、1時間と近くて助かります
登山口の駐車場には、平日ということもあってか、10台ほどで、余裕で駐車。
そこにあるトイレ、進んでいますネ
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スタートは、北八ケ岳らしくこんな感じです
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どんどん登ります
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第一展望台を過ぎ、第二展望台到着
赤岳や阿弥陀岳など、南八ケ岳方面
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南アルプス~
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これから向う西天狗岳
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頂上手前の最後の岩々の急登
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着いたー
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赤岳や阿弥陀岳も、姿をより現していますネ
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天狗岳は、西と東のピークがありますが、西の方が高くて、”天狗岳”という場合は、こちらのようです。
さて、いつものように朝食抜きで登ってきたので、さすがに、腹ペコペコ
雄大な景色を眺めながら、いただきまーす
発芽玄米の三色弁当(オカカ・ピーマン、白ゴマ・ニンジン、塩昆布・梅干)、見た目は地味ですが、ウマイのよ~
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お腹が落ち着い落ち着いたところで、山々を眺めてみると、やはり見えてしまうのです。。。
なんとも痛々しい、筋上に見える斜面の崩落現場が
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さて、目を東に転じると、これから向う”東天狗岳”とその山頂に人影が見えます
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西天狗を後に、一旦下って、そのまま一気に、東天狗へ
下の写真は、山頂から、蓼科方面
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振り返ると、そこに”西天狗”
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360度雄大な風景が広がってます
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山頂近くの岩峰”天狗の鼻”からも、いい眺めです
そこかしこに、紅葉が見られますネ
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さて、ゆっくり風景を堪能してから、下山開始
しばらく下りて、振り返ると、東天狗の雄姿
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下山途中も、あまりにも眺めがいいので、腰を下ろして、しばし味わいます
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”天狗の奥庭”からの、両天狗
ここの眺めのいい大岩の上で、単独行のうら若き山ガールと出会って、しばし語らったのでしたが、もしかして、あの方は、テングさまだったかも
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黒百合ヒュッテ間近のスリバチ池は、干上がっていました
水を湛えていたら、一段と美しいでしょうネ。ちょっと残念。。。
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ヒュッテ前のベンチで、元気のいいお兄さんと山の話しで盛り上がりながら、おやつとお茶で一服した後、最後の下りです。こんな岩々の道が、ず~っと続きます。
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岩の白く見える部分は、乾燥して苔が無くなってしまったところのようです。
本来の北八ケ岳であれば、もっと湿り気を保って、苔も青々していると思うのですが。。。
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森の木々も、かなり傷んでいるのが見て取れます。
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沢にも木々が倒れこみ、明らかに空気の流れも詰まっている感じ
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森の乾燥化が進んでいますネ
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登山口の唐沢鉱泉に、無事到着。
沢沿いに、なんだ、コレはと驚くような美しい水辺の風景
どうやら、コレが、湧き出している鉱泉のようです。
鉱泉なので冷たいですが、匂いはそれらしい感じです
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さて、今回の山行、お天気もよく、混雑もなく、ゆったりまったり素晴らしい広大な風景を堪能させてもらいましたが、しかし...
いつものことながら、遠目の山々は美しいのですが、いざその中に分け入って、目の前の草木や足元の大地に焦点を合わせると、傷んでいる草木や詰まっている沢や崩れている地面の姿に、言葉を失います。 
これまで、日本各地の山々を歩いてきましたが、もはや、日本全国同じような状況です。

その要因の多くは、自然の営みに反する人間の行為によるところが大きいのでしょう。
とくに戦後、愚かな政策や命より金の利権に操られ、拡大造林の掛け声のもと、豊かな自然林を切り開き、金になるスギだ、ヒノキだと植えまくり、自然を知らない研究者の机上の計算に寄ってダムや砂防ダムなどの巨大なコンクリート構造物を、里から奥山まで造りまくり、ゴルフ場やスキー場やテーマパークや牧場などの造成で、自然の水脈や空気脈を潰しまくってきた訳です。

その答えが、ここのところ日本各地で、災害として表面化してきているのでしょうネ。
まったくもって、当然の結果というものです。
これは、逃げずに、受け留めなければならないことでしょう。

今ここにおいては、直面している人類生存の最大の危機は放射能汚染だと思いますが、それさえも、日本の並外れた自然界の多様性やその奥深さや再生力を持ってすれば、調整し、適応し、調和へと導いてくれる可能性があると思うのです。
が、しかし...
その命の源の母なる大地が、こんな状態では、もはやこれまで、となるのか...
いやいや、宇宙自然からすれば、ヒトもその一部なので、この最悪と思える状況も、一つの変化の過程に過ぎず、善もなく悪もなく、淡々と起こることが起こり、ただ過ぎ去ってゆくだけなのか。。。
この先の地球劇場の行方は、今ここを生きる我々次第ということなのでしょうネ。